2012年6月1日金曜日

2012/05/31教育委員会との懇談&要望報告

2012/05/31教育委員会との懇談&要望報告

参加メンバーさんは8名。
更に、5名の議員さんの傍聴参加。
(教育委員会には言ったなかったので人数と議員の参加に驚いていた)

神戸市教育委員会事務局 指導部 給食指導担当課長さんと懇談

懇談場所がなんと教育委員会の部屋の一角・・・
フツーなら4名用の応接セットでした。
会議室を用意するって言ってたのに・・・。
ずんずん市職員が働いている部屋を横切って、
イスを追加してもらってなんとか着席。
ギュウギュウです。

まるごとミキサーの復活など、要望を話していく・・・
「まるごとミキサー」があるから移住してきたのに!なんでやめちゃったんですか?ショックです!
中長期的に活用するって返答していたのに、3ヶ月は中長期ですか?
被曝量把握目的と返答していたものが、
何故、食前検査の補完目的に変わったんですか?
1年間は継続した上で、安全構築に活用すべき!
など、メンバーさんが質問していくが、
初めから補完目的だった、食前検査、流通食材へシフトしたなど
筋の通るような返答は得られなかった。

被曝量把握目的についてねこばいくへ返答したメールなどを資料として示すと、課長は赴任したばっかりで・・・と。

食材産地公表についても、「○県・・・○県のいずれか」みたいな曖昧な表記ではなく、最悪前日でもいいのでネットに正確な産地公表することは可能なはず!と迫ると、不可能とは言われなかった。

また、多層セーフティーネットとして、まるごとミキサー(主食・牛乳などは入れないで)の活用と、まるごとミキサーでは希釈や不検出になることもあり、食前の食材検査も強化して、国の検査ですり抜けても最終ラインで発見できるような対策構築も要望。

あらゆる流通が遮断されないこと、瓦礫拡散問題からも今後は17都県の食材だけではなく、全国の食材が問題になってくることについては、状況変化を見て・・・と若干消極的な返答。

私たち保護者は対立したいのではなくて、教育委員会、学校現場の教職員と一緒に安心・安全をつくりたいと訴え、なんとか今後も懇談などする同意をとりつける。

また、放射能懸念での給食辞退の際、周囲に言わないよう、アレルギー事由になど、強要しないこと、児童にウソをつかせないようにと要望するとともに、産地を見て弁当を持参するケースなどもあることから、きめ細かく実態を統計上集約することも要望。

他都市と交流してさらに良い方法も探ってみれないか?
まるごとミキサーでは主食と牛乳を省いてすれば精度も上がるのでは?
冷凍してある魚などはもっと事前に検査できるのでは?など提案も。
なんとかこどもを守るという私たちと同じ立場に立ってほしいと懇願してきました。

15:30から17:05まで、またしてもエアコンの効いてないサウナのようなお部屋でギュウギュウになりながら、参加者全員が思いを訴えました。

要望項目と教育員会の方針について、
後日、ねこばいくへご返答いただくことになっております。(電話で返答期日調整中)

17:15ごろから市政記者クラブで報告。(ホントは16:30から待ってもらっていた)
(教育委員会には言ってなかったのでこれまた驚いていた模様)
待たせたことをヒッシで詫びながら22部の資料を机にならべる。
ダッシュしてきたねこばいくに続いて、メンバーさんが次々に部屋に入って着座。

要望書を見て、ぼやかしているのは協力したいってことですか?と質問が・・・スルドイです記者さん。
会の成り立ちや今日の懇談の内容を報告していく。

そのあとで、参加者でお茶。
懇談について感想をだしあいました。

ねこばいくが帰宅途中に報告の時にいらっしゃらなかったA新聞さんから電話で、若干追加取材あり。

記者さんを待たせてしまったので記者クラブまで走って行ったり、
議員さんにきちんと御礼ができなかったり・・・落ち度満載なことをお詫びいたします。

取り急ぎ荒い報告まで。
文責:ねこばいく





神戸市教育委員会 御中
2012年5月31日
要望書
神 戸 市 給 食 の 安 全 を 考 え る 会
代 表   ねこばいく      

日頃より神戸市の子どもたちのために御尽力いただきましてありがとうございます。神戸市民、児童の保護者として感謝申し上げます。
 さて2011年3月11日以後、福島第一原発から大量の放射性物質が放出され、東日本を中心に広い範囲に汚染がいまなお広がり続けています。
放出された放射性物質は風に乗って運ばれ、東日本を中心に日本の広範囲にわたって降下し、海や土地を汚染しただけに留まらず、肉類、野菜、くだもの、米、水、魚など食材にも吸収され、全国を流通しています。今年度より、政府は新しい「基準値」なるものを設定し、セシウムで100bq/kgなら流通OKとしていますが、この値は事故以前に放射性廃棄物として厳重に管理されるべき値であり、許容することが出来る規制ではありません。100bqでは1日に14万4千もの放射線を体の内部から受けることになります。低線量被曝においては諸説があり、絶対安全とは言えず、学校で配布いただいた副読本にも「浴びるより浴びない方がいい」と明記されているように、放射線が私達の傍を通過するとDNAを傷つけるということが誰もが認めるところです。安全かどうかはっきりしないという問題においては、限りなく安全側へ重点を置いた対策をとることが重要だと考えますが、政府の言う自治体検査をすり抜け、給食や市場に出回ったものもあることから、食材に対する私たちの不安は払拭できません。
 そのような中、2012年1月より実施された「神戸市学校給食1週間分まるごとミキサー検査」は、わたしたちにとって安心・安全へ近づく大きな一歩でしたが、4月に入り、突如中止となってしまった事に大きな不安とショックを感じました。
 さらに、飼料・肥料の流通もシームレスに行われていることから、将来的には、現在の17都県対象の検査では、不足することも考えられます。
 つきましては、安心・安全な学校給食を実現していただきたく下記のとおり要望いたします。

要望事項
1. これまで行ってきた「まるごとミキサー検査」を復活させ、最低1年間継続し、
その結果を給食の安全構築に活用すること。

2. 給食に使用する食材について、これまでに放射能を検出した事例のあるものはもちろん、
少しでも汚染されている疑いのある食材を使用しないようにしてください。

3. 給食食材の産地公開において、現状よりさらに明確に産地を特定して公開してください。
産地について判明が納入直前になる場合は、明確になった時点でホームページなどを活用して
速やかに公開してください。

4. 最終のセーフティ・ネットとして、給食をつくるすべての調理場に検査機器の配置など
食前検査が可能な体制と検出限界値の低い全食材の検査体制を整えてください。

5. 検査対象を17都県に限らず日本全国を対象に検査を行うようにしてください。

6. 納入業者も含め、事故由来の放射能が食材に含まれないよう徹底してください。

7. 国に対して、出荷元等での検査においてすり抜けることのない検査体制の確立を強く要請してください。

以上



報道記事
2012/06/01朝日新聞

2012/06/01神戸新聞

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